• Advent Calendar with Chocolates

    Posted on 10月 3, 2012 by in お土産・ギフト選び, キッズ・ジュニアイベント, スーパーストア, 期間限定, 食べ物

    近所の大きめのSainsbury’sに行ったら、入り口入ってすぐのコーナーが完全にクリスマス贈答用のチョコレートと、ちょっとしたギフト小物の売り場になっていました。「10月入ったら、もうスーパーもクリスマスか〜」と思いつつ、その棚の延長線に目をやると、びっしりときれいに並べられたクリスマスコーナーの隣、ハロウィーンコーナーは、まだせっせと並べている最中。あれ、順番、逆じゃない?最近は、ハロウィーン商戦の準備とクリスマス商戦の準備はもはや同時期。

    イギリス・ロンドンで、アメリカから逆輸入されたこの『ハロウィーン』が子供達のお祭りとしてここまで盛んになったのは、実はついここ6〜7年くらいのこと。2002年に渡英し、最初の4年くらいは、この10月末・11月初旬と言えば、夜空の下のボーンファイヤーや花火を厚手のコートや手袋を着込んで楽しむ『ガイフォークス・ナイト(Guy Fawkes Night -11月5日)』の方が、大人にも子供にも圧倒的にメジャーなイベントであり、また、インド系イギリス人や在インド人の多いロンドンでは、ヒンズーの一番大きなお祭り・ディワリもちょうど10月か11月のこの時期にあって花火を上げて盛大にお祝いするため、住宅地のあちこちで花火が聞かれたりと、ハロウィーンの習慣はそんな中、隅に追いやられ、在英米国人と一部の外国人の家庭が仲間内だけで楽しんでいる感がありました。

    少子化の進んだ日本もそういうところがありますが、ロンドンのアッパーミドルクラスの親たちは、子供たちのイベント、子供向け商品にはつい財布の紐も緩みがち、ただでさえ、寡占化、価格競争と市場競争が熾烈化しているスーパーストアが、みすみすハロウィーン商戦という機会を放っておくわけはないというもの。ここ数年は、住宅街にカービングしたパンプキンを置いてあったり、ハロウィーン用に家全体を飾り付けたりする家も増えてきて、仮装してオレンジや黒のバケツを手に大人と一緒に練り歩く子供達の数も明らかに増えてきました。

    贈答・プレゼント交換の機会・交流の機会が一気に増える年末に、子供向け、なおかつ菓子類がいつも以上に出回るハロウィーンとクリスマス月の1ヶ月を埋めつつ、クリスマス商戦を早めにスタートできるという、メーカー・流通サイドにとっては格好の商品が、このずらっと並んだ「チョコレート入りキャラクターつきアドベント・カレンダー」です。

    各大手スーパーだけでなく、ポンドランド(Poundland: 日本で言ういわゆる100円ショップ)でもここ数年、様々なキャラクターのものが販売され、まさに1ポンド、手に取りやすい手頃な価格の商品です。

    人気キャラクターのアドベントカレンダーは、さすがに11月中旬には売り切れてしまうこともあり、Sainsbury’sでは、イギリスの老舗チョコレートメーカー『Thorntons』から出ているグラッファローのアドベントカレンダー(チョコレート入り)1つ定価2.99ポンドが、すでに『2つで5ポンド』になっていたので、買い物のついでに1セット購入。ロンドンで就学年齢前の小さなお子さんのいるお宅へお土産にも、また日本にいる小さなお子さんのいるお宅にも何かに添えて気持ちばかりのプレゼントと、大体ここ毎年、結果的に最低6つは購入しているのが実情。

    すると、レジでスキャンする女性店員がこの商品をスキャンする時に、隣のレジの女性に話しかけ、”値段でも確認するのか”と思いきや、冷やかすような満面の笑顔で、当のお客のこちらに向かって「こんなクリスマスのものを売ってるなんて早いわよね〜、まだ10月になったばかりよ!」と。

    思わず、「だって、あなたの勤めているスーパーストアがこんな早く、しかも割引して売り出しているからじゃない。」と突っ込んでしまいました。たぶん、今年、彼女がレジ・スキャンした最初のアドベントカレンダー(チョコレート入り)を購入したのかもしれません。

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