• Wallace Collection, Marylebone Village

    Posted on 3月 17, 2014 by in おすすめU.K.ブログ, レッスン体験, 小路・路地裏, 美術館・博物館

    ベーカー・ストリート駅、リージェンツ・パークを起点に、ココロンドンで以前ご案内していたマリルボーンのまちあるきのコースのルートで必ずやそばを通ることもあり、観光客の方には知る人ぞ知るいわば隠れ家スポット(英語で Hidden Gemという表現で称されることが多い)として、ロケーションと簡単なご案内だけをしていたウォレス・コレクション(Wallace Collection)

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    ガイドブックには必ず載っているオックスフォード・ストリートのデパート「セルフリッジズ」(Selfridges)からも徒歩7分。マンチェスター・スクウェアという緑の広場を前に構え、観光地からすぐのウェストエンドの真ん中の高級エリアとはいえ、意外な程静かな環境。こじんまりとしたリチャード・ウォレス氏の邸宅をそのまま全部、コレクションを展示した美術館です。

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    マリーアントワネット、ルイ16世の公妾として名高い ポンパドール夫人の遺品やフランス貴族社会を象徴するそれはそれは高価な家具やセーブルの食器、イギリスのロイヤルファミリーゆかりの美術品まで、圧倒的な数展示されたゴージャスでエレガントな美術品が惜しげもなく「入場無料」で公開されています。

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    これまでは、ルイ15世のフランス宮廷から広まった曲線美・ロココ様式の一部屋一部屋を移るごとに圧倒されるほどにゴージャスな調度品や美術作品を眺めて回っては、毎回一人その優雅な雰囲気に浸っていただけでしたが、今回、初めて少人数の『美術史文化講座』(Facebookページはこちら)を主催している吉川珠衣(たまえ)先生にご案内いただき、作品の歴史やモチーフの意味、見所などを丁寧にわかりやすく説明いただきながら、一緒に見て回って下さる90分。参加させていただきました。

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    まず最初は、一人で来ていた時には決して気づかなかった階段の彫刻に秘められた、調度品がこの邸宅にたどり着く迄の経緯やその裏に隠された、フランスの歴史。階段の上に飾られた4枚の絵に描かれたモチーフの意味に始まり・・・。

    とはいえ、一人で訪れた時の何倍も楽しく90分は本当にあっという間で、サー・リチャードウォレス氏のコレクションがここに集められた頃の時代背景や、美術・調度品の見所を知ることができました。その場の質問でも、コンパクトに吉川先生はわかりやすく答えて下さいます。

    吉川珠衣(たまえ)先生が、個別・プライベートに少人数でご案内、 ロンドンを訪れる人もロンドンの観光のリピーターの方も、一度は訪れたい、よりすぐりの美術館、博物館、庭園・マナーハウスでの『美術史文化講座』。ココロンドンが参加させていただいた場所については、このブログで一部ご紹介させていただけたらと思っております。

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    ゴージャスなヨーロッパ貴族のエレガントなお姫様にでもなったような気分でお部屋を一つ一つ見て回り、ココロンドンのまちあるきのコンセプトだった「女子力アップ」ですっかり気持ちも淡いピンク色に染まった後は、これもお客様に合わせてご紹介していたウォレスコレクションのカフェ。

    ガラスの天井から中庭に差し込む光をいっぱいに浴びながらいただくカフェ/ティールーム(レストラン)も、味に定評のあるPEYTONE AND BRYNEが運営しています。
    最近でこそ日本からのお客様も増えましたが、クリームティーやアフタヌーンティーも、貴族の館でいただくアフタヌーンティーさながらに優雅な気分でいただくことができるスポットです。レストラン The Wallaceは、ティータイムだけでなく、朝食もランチもいただけます。

    このThe Wallaceの空間も含めての穴場スポット。Wallace Collectionの展示内容も、ゆっくりと時間をかけて眺めたい空間ではありますが、ボンド・ストリート駅から徒歩10分、
    こちらのThe Wallaceもぜひ立ち寄っていただきたいものです。

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