東京でもすっかりおなじみ、ロンドンだと高級住宅街、ショッピング・ストリート、マーケットが人気のロンドンのちいさなまち=ビレッジには、必ず一軒はあるフランスのベーカリー、Paul’s。でも、ロンドンに30店舗以上あるPaul’sほどではないにしろ、今や同じように、ロンドンのあちこちで見かけるパン屋さん&カフェのパン屋さん&カフェの「ゲイルズ(Gail’s)」。
現在、ロンドンに14店舗を構えるほか、スーパーのWaitroseのパン・コーナーでも、Gail’sのパンのコーナーができています。
ココロンドンのご案内するハムステッド、チェルシー、ノッティングヒルにはもちろん、そして地元のセント・ジョーンズウッドにもあるGail’s。今や、スーパーでも買えるGail’sですが、Gail’sの店舗でいただく焼きたてパンやペイストリー、サンドイッチ、ソーセージロールは「アルチザン・ブレッド」<”artisan bakery(パン職人のパン屋さん)>の名にふさわしく、素材へのこだわりも感じられて、美味しい。ココロンドンはよくひまわりの種のついたスペルト・ブレッド(Spelt Sunflower Loaf)もよく買っていますが、スーパーで買うのと店舗で買うのとでは、外側の香ばしさと中身のしっとり感がやっぱり違います。
ヨーロッパ・中東では、最も歴史あるパンと言われる、いわゆるブルーマー・ブレッド(Bloomer)も、Gail’sの自信作、人気定番商品です。
Gail’sは、アメリカ人のTom Molnar氏が、ロンドンのマッキンゼーでコンサルタントとして働いていた時、現在の事業パートナー、イスラエル出身のビジネス・パートナーであるRan Avidan氏と出会い、2004年にハムステッドに第一号店が誕生したのがはじまり。
パン、ペイストリーだけでなく、店舗・カフェで売られている焼き菓子もなかなかおいしいと評判で、今やロンドナーに絶大な人気のGail’s。
その『Gail’s』のアルチザン・ブレッドとその技術、レシピをふんだんに使い、アレンジしたメニューを出してくれる初のレストラン『Gail’s Kitchen』がグッジ・ストリート駅とトッテナム・コートロード駅の中間辺りにもともあったBloomsbury店に隣接したホテルの1F(こちらのグランド・フロア)に2012年11月21日にオープンしたばかり。
日頃、スーパーで販売されている食品のパッケージ・デザインや商品化提案などをしているデザイナーの友人と二人で、試食&見学を兼ねてランチに出かけてきました。
Gail’s Kitchenと入り口部分は共有しているGail’s Bloomsbury店。こちらも一足先の9月25日にオープンしたばかりです。お昼時なので、ひっきりなしにサンドイッチやデリ・ペイストリーを買い求めるお客さんが次々とオーダー、店員さんもテキパキと対応。
ホテルの1F(グラウンド・フロア)なので、ホテルのラウンジのようなリラックスした雰囲気も兼ね備え。
オープンしたばかりのGail’s初レストランとあって、あっという間に席はいっぱいに。
メニューは、世界中に存在するありとあらゆるパンの生地をアレンジしたと言えるのではないかと思うほど、「かに道楽」ならぬ「パン道楽」(!)といったレストラン。
どれにするか迷ってしまうパン好きには嬉しい悲鳴・・・ほんとうにどれにしよう・・・。
結局、それぞれの内容を店員さんにいろいろ聞いてみて、選んだのがこれ。
デザートは、パンでどんな風にデザートが作られているのか興味津々で1品を取って二人でシェアしましたが、最初から最後までパン生地を使ったパンづくし、とはいえ、味もアレンジも生地も微妙に違うので飽きるということは決してなく、どれもこれも満足のお味とはいえ、少々頼みすぎの感が?一品少なくてもよかった、かもしれません。
クリスマス(冬至)直前のロンドンは、晴天で気持ちの良い青空だったとはいえ、こちらの定時ランチタイム(1時〜2時)である1時に予約、ゆっくりと食事を終え、3時を過ぎるともう辺りはどっぷりと夕刻の趣。
今年もあと残すところ、1ヶ月ほどですね。仕事で普段は忙しい友人と今年中に会えるのも、今日が最後かもしれません。ちょっと早いですが、ココロンドンの仕事の面でも、いろいろお世話になった彼女と素敵な忘年会ランチになりました。
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