今年が2年目の開催、全て「メイド・イン・ブリテン(英国製)」のトレードショー、『ベスト・オブ・ブリタニア(Bes
そもそも産業革命の国家だったはずのイギリスが、サッチャー革命を機に「モノを作る」より「モノを売る」ことを奨励された1980年代以降、ますます企業は短期的に収益や売上高、キャッシュフローをより必要になったことより、デザイン、研究開発、エンジニアリングに中長期的に投資をするよりも、利益率の低い製品を広告・マーケティング活動を通じて大量に売るという傾向が強くなり、優れた「メイド・イン・ブリテン」の新製品は誕生しにくい社会になってしまいました。
しかし、自動車やデザイン掃除機のダイソン、数多くの世界に名だたる英国王室御用達のブランドに象徴されるように、頑固な職人たちによって今だにハンドメイドで作られている製品や、新たにエンジニアリング、デザインに優れた製品を生み出そうとしている起業ブランドもたくさん存在しており、英国のそんなクラストマンシップを再度、見直し、新たな時代の英国のブランドを世に送り出そうというイベントがこの『ベスト・オブ・ブリタニア(Bes
会場は、金融街や肉の市場や貴金石卸売業者が集まる通りにも近いバービカンとファーリントンの中間、豚のマークで有名な正当派
すべて「メイド・イン・ブリテン」の、服飾品、靴、自転車、クルマ、ヨット、家具、子供服、紅茶、コーヒー、ニットウェア、バッグなどが、アンティークの建物の窓から差し込
今日は、将来の英国の人気デザイン・ブランドになるかもしれない商品があるかもしれないと、その候補探しに、出かけてきました。
開催初日の10月3日(木)は B to Bの商談向けの公開日でしたが、本日 10月4日(金)と10月5日(土)は一般公開(無料)の日だったこともあり、イースト・ロンドンのデザイン関連オフィスに務めている人らしきお客さんや、犬を散歩がてら目新しいクールなものを探しにやってくる近隣の住人、金曜の午後ということもあり、会場入場してすぐに目につくテラスでコーヒー、ビールやウィスキーを一杯という人達まで、来場者の顔ぶれはさまざま。
これらがすべて「メイド・イン・ブリテン」!
結構急な傾斜の階段の4階建ての会場のブースすべてを一軒一軒見て歩き回った後のテラスは、雨上がりのロンドンに光が差し、最高21度!
既に皆「金曜の夕方」モード
すっかり喉の乾いたココロンドンもこの7月に発売されたばかりという「アイスティー」のカクテル『Harry Brom
紅茶のイギリスといえども「アイスティー」が一般に販売されたり飲まれるようになったのはほんのつい最近のこと、そのカクテルなんて!とかなり期待度も高まりましたが、なんとも爽やかな喉越しに大満足です。これも新しい『メイド・イン・ブリテン』のカクテルとして広まっていくのではないでしょうか。
ずっと一緒に歩き回っていたワンちゃん達もカップケーキで一休み?!
一堂に会した「メイド・イン・ブリテン」の数十の中小ブランドたちと、ビジネス・パートナーやお客さまとの、国をあげての”お見合い”の場。
企業・店舗による展示だけでなく、中小のデザイン企業の出展者向けにデザインやクラフトマンシップについてのスピーカーを呼んでの勉強会(セミナー)や、ミュージシャンやギャラリーなども開催の充実の内容となっています。
ハンドメイドの靴や、服飾品などひとつひとつじっくりと眺めるココロンドン、店主のデザイナーに「あなたももしかして(靴の)デザイナーさん?」と勘違いされてしまい、いえいえと慌てて打ち消す気恥ずかしい場面もありましたが、思わず声援を送りたくなるような、そんな雰囲気のブースが幾つもありました。
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