• The athenaeum hotel and The driver by Patric Blanc

    Posted on 5月 22, 2013 by in カフェ・レストラン, ホテル, 小路・路地裏, 花・緑, 風景

    ココロンドンで、英国式アフタヌーンティーを予約させていただく際に、いくつか味・雰囲気・お客様のお顔ぶれなども考えながらご提案をさせていただくことになるのですが、
    やはり短期間・短時間での滞在の間でのロンドンで楽しまれるアフタヌーンティーは、だいたい2時間が基準。

    サンドイッチにスコーン、デザート・・・とシャンパンや紅茶と結構な量を一度にお召し上がりになることになるので、実は、日本人にとってはお昼ご飯の時間により近い時間帯、もしくは、反対にギリギリ夕方の時間で、特にその日は夕食代わりに、と考える女性のお客様が多いため、ご案内するアフタヌーンティー(当方は、入り口にて失礼させていただいています)までの時間で、効率よくご要望のロンドンのまちあるきをしていただき、そこからどのホテルにどの時間帯に予約するのが一番お客様にとって良いのか、お客様グループの滞在先、その後のご予定などもご相談しつつ、検討・ご提案させていただいております。

    ただ、平日の場合、英国の紅茶振興団体ティー・ギルド協会(The Tea Guild)が毎年(今年で28年目)選んでいる、通称「ティー界のアカデミー賞」と言われる「Tea Guild Top Afternoon Tea Awards」というその年のトップ受賞歴のあるホテルや、「Tea Guild Awards Of Excellence」の受賞歴のあるホテルのアフタヌーンティーは、だいたい3時からスタートの予約受付が多いのも事実。

    そんな状況の中、お勧めしているアフタヌーンティーの会場の一つが、メイフェア(グリーンパーク駅そば)にある5つ星高級ホテルのアテナエムホテル(The Athenaeum Hotel)。

    実は、12.30pm, 3pm と5.30pm(7:00終了)3回の部の予約が可能なこのアテナエム・ホテル。

    12:30pmは、ココロンドンの午前のまちあるきを終え、お昼としてアフタヌーンティーを召し上がりたいお客様に、5:30pmは、ココロンドンの午後のまちあるきを終えて、早めの夕食としてアフタヌーンティーを召し上がりたいお客様に、大好評のロケーションと時間帯。

    そのまま、お客様ご自身で、ピカデリーやボンド・ストリート、オックスフォードストリートなどにもロンドン二階建てバスやチューブで移動しやすく、お買い物や散策をお続けになることもできます。

    その味も「Tea Guild Award Excellence」を受賞したお墨付き。自信を持ってお勧めできます。

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    また、昨年には、輝かしい通称「ティー界のアカデミー賞」2012年度の座を占めた、アフタヌーンティー。

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    ※ 写真は、2011年6月現在のもの、この時の「アフタヌーンティー」には珍しく、イギリスのもちもちしたパン=ほかほかの「クランペット」もついていました。

    もう一つ、ココロンドンがお勧めしている理由には、実はこのホテルの目印ともなっている壁面緑化。

    壁面の緑がなんとも爽やかで涼しげなこのホテル、正面階段で誘われるように降りて行くように中に入ると、ロビーはヨーロッパのクラシックな「影」を感じるシックで落ち着いたインテリア。ところが、店内に入ると、意外に奥行きのある空間に、ラウンジテーブル・ソファ席を区切ってあるので、それぞれのグループが壁面の緑を写した窓からの光を感じながら、リラックスしていただける雰囲気なのです。壁面の緑の御蔭か、あいにく雨空・霧のロンドンでも、なんだか森の中にいるような清々しい空間。

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    実は、夜はグリーンのライトでライトアップされ、ひときわ目をひくこのアテナエウム・ホテル(Athenaeum Hotel)の壁面緑化(英語ではvertical garden)のデザインを手がけたのは、この「壁面緑化」の世界では国際的な鬼才として注目されるフランス人植物学者兼アーティストのパトリック・ブラン(Patric Blanc)氏。

    このパトリック・ブラン氏、日本でも、金沢21世紀美術館の「緑の橋」原宿表参道の「ジャイルGYRE」の入り口壁面の緑化を手がけた第一人者。

    ロンドンでも、もう一カ所、キングスクロス駅のそばにある屋上テラスもあるパブ&クラブ「ドライバー(The Driver)」の壁面。

    2009年完成した、ここもパトリック・ブラン氏作品として知られています。ロンドンでも、少しずつ増えてきている壁面緑化、都市環境に優しいだけでなく、明るい青空の日が少ない日にも、壁面の緑・花は人の目に優しく心を和ませてくれる風景の一つです。今日は屋上テラスでのバーベキューに誘われて、風は強かったですが、夏至前の日の長い夕焼けに、都会の緑の中でなんとも気持ちの良い時間を過ごして帰ってきました。

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