• Nuno Mendes “Corner Room” in the Town Hall Hotel

    Posted on 10月 26, 2012 by in カフェ・レストラン, ホテル

    今日は、CocoLondonのプロジェクトを始めるにあたって、いろいろなインスパイアやアドバイスをもらい、ずっと前からガイド兼コンシェルジュを仕事にしている友人2人と、1ヶ月も前から予定していたランチ。

    常にロンドンの”最先端”カルチャーの発信地であり、とどまることを知らず、新店や新しいコンセプトのスポットがどんどんオープンするイーストロンドン・エリアで、いくつかお勧めの最新スポットを紹介してほしいという要望もあり、ランチの場の選定の情報交換も含め、こちらから「ここでぜひに」と思う一軒を提案し予約を入れて案内する約束。ここは腕の見せどころとワクワクと楽しみに待ちわびていました。

    ランチの場所に選んだのは、ヴィクトリア&アルバート博物館の分館にあたる、ミュージアム・オブ・チャイルドフッドや、イーストロンドン(ハックニー・エリア)の広大な公園として知られるヴィクトリア・パークのあるベスナルグリーン駅そばに、1910年に建築され、使われなくなった旧・市庁舎のビルの部屋の内装をモダンかつスタイリッシュに改装され、2010年3月にリニューアル・オープンしたブティック・ホテル、その名も『Town Hall Hotel & Apartments』内のレストラン。

    ベスナルグリーン駅前を通る大通り、同ホテルのCambridge Heath Road側の立派な門構えには、ポルトガル人のシェフ、ヌノ・メンデス(Nuno Mendes)氏によるミシュラン1つ星レストラン『ヴィアジャンテ(Viajante)』(ポルトガル語で「旅行者」の意)のサイン。ホテルと同時期にオープン以来、イーストロンドンならではのカジュアルでスタイリッシュな雰囲気の中でいただけるフルコースは、ロンドン在住の食通をうならせる人気のレストランですが、今日はあえて、そのヌノ・メンデス氏が2011年にその同じタウンホール・ホテル内、隠れた小さなコーナーに開いた二番目のレストラン『ザ・コーナー・ルーム(The Corner Room)』へ。

    ヌノ・メンデス氏の思い入れが各所にこめられ、直通の電話、Eメールアドレスもなく(現在は、info@cornerroom.co.uk)秘かに2011年に誕生していた『ザ・コーナー・ルーム』は、ドロップ・イン(ふらりと立ち寄る)の客たちの口コミで知られるようになった店。壁に吊るされた、様々な業務用ライトのディスプレイが印象的な、25席でいっぱいの小さな空間は、なんとも居心地がよく。

     

    カジュアルでトレンディなスペースで、肩に力を入れずにいただけるフルコースでありながら、白いプレートの形状やその盛りつけ方にもかなりの芸術的こだわりを魅せられるメニューのプレゼンテーション、最初の一口を口に入れる度に驚きと幸せな笑みがこぼれる味の発見。

    CocoLondon立ち上げの際にお世話になった友人に「こうやって連れてきてもらわなければ、ロンドン在住中に出会うことのなかったセッティングと味!」と大満足と激励のコメントをもらい、ワインを片手に幸せなランチタイムはあっという間に過ぎていくのでした。

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